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フレイル

高齢者は要介護者にならないためフレイルに注意

2017/10/03

要介護者になるケースは事故に遭われて、身体が健常者と同じように動かせない人が例外的にいる。

しかし、一般的には、高齢になり病気などで体力が弱り介護が必要になるケースである。

高齢者は病気になることを恐れるが、

要介護になる前の段階に、健常者と要介護者との中間にフレイル状態があることに注意が必要である。

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フレイルは英語の「frailty(フレイルティー)」「虚弱」を意味するからきている。

 

65歳以上の人口3477万8千人の内(2017年7月)、7.4%250万人がフレイル状態というかなりの確率である。

 

出典 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170918-00000017-asahi-soci 朝日新聞

フレイルの診断

出典 公益法人長寿科学振興財団 健康長寿ネット より

https://www.tyojyu.or.jp/net/byouki/frailty/shindan.html

フレイルの統一された評価基準はなく、下記のFriedらの評価基準が一般的に用いられています。

  1. 体重減少
  2. 主観的疲労感
  3. 日常生活活動量の減少
  4. 身体能力(歩行速度)の減弱
  5. 筋力(握力)の低下

以上の5つの項目のうち、3項目以上該当した場合をフレイル、1~2項目該当した場合を前フレイル(プレフレイル)、該当項目が0の場合は健常となります1)

日本では、2016年度に国立長寿医療研究センターで行われたフレイルの進行に関わる要因に関する研究によるフレイル評価基準は以下の表1のとおりです。

表1の5つの項目のうち、3つ以上該当する場合はフレイル、1~2つ該当する場合はプレフレイル、いずれにも該当しない場合は健常または頑健とする 2

表1:フレイル評価基準 2
評価項目 評価基準
1.体重減少 「6か月間で2~3kg以上の(意図しない)体重減少がありましたか?」に「はい」と回答した場合
2.倦怠感 「(ここ2週間)わけもなく疲れたような感じがする」に「はい」と回答した場合
3.活動量 「軽い運動・体操(農作業も含む)を1週間に何日くらいしてますか?」及び「定期的な運動・スポーツ(農作業を含む)を1週間に何日くらいしてますか?」の2つ問いのいずれにも「運動・体操はしていない」と回答した場合
4.握力 利き手の測定で男性26kg未満、女性18kg未満の場合
5.通常歩行速度 (測定区間の前後に1mの助走路を設け、測定区間定5mの時を計測する)1m/秒未満の場合

フレイルの診断方法

2006年から近い将来、フレイルとなる高齢者を早期に発見して支援を行う介護支援事業の生活機能評価でフレイルの身体的、精神的、社会的側面を含む項目をチェックできる図1のような基本チェックリストが使用されています。

図1:基本チェックリスト 3)

生活機能評価は、基本チェックリストと生活機能チェック(問診、身体測定、理学的検査、血圧測定)、生活機能検査(身体検査、循環器検査、貧血検査、血液化学検査)から構成されています。

基本チェックリストでは、以下の1から4までのいずれかに該当する場合に介護支援事業の対象の候補となります3

  1. 1 から20 までの項目のうち10 項目以上に該当する者
  2. 6 から10 までの5 項目のうち3 項目以上に該当する者
  3. 11 及び12 の2 項目すべてに該当する者
  4. 13 から15 までの3 項目のうち2 項目以上に該当する者

フレイルのセルフチェック方法

フレイルの早期発見、早期介入のために、市民が主体となってフレイル予防に取り組んでいくために、東京大学高齢社会総合研究機構の飯島勝矢教授によって、「フレイルチェック」が考案されました。

この市民による市民のための「フレイルチェック」は大きく分けて、簡易チェックと総合チェック(深掘りチェック)の2つで構成されています。

簡易チェック

最初の「簡易チェック」は、指で輪っかをつくり、ふくらはぎを囲んでチェックする「指輪っかテスト」(図2)と、身体的、精神的、社会的の3つの面(栄養、歯科口腔、運動、社会性、うつ、等)を評価できる11の質問からなる「イレブンチェック」(図3)で構成されています。

図2:指輪っかテスト 4)

図3:イレブンチェック 4

  1. ほぼ同じ年齢の同性と比較して健康に気を付けた食事を心がけていますか
  2. 野菜料理と主菜(お肉またはお魚)を両方とも毎日2回以上は食べていますか
  3. 「さきいか」、「たくあん」くらいの固さの食品を普通に噛み切れますか
  4. お茶や汁物でむせることがありますか
  5. 1回30分以上の汗をかく運動を週2日以上、1年以上実施していますか
  6. 日常生活において歩行または同等の身体活動を1日1時間以上実施していますか
  7. ほぼ同じ年齢の同性と比較して歩く速度が速いと思いますか
  8. 昨年と比べて外出の回数が減っていますか
  9. 1日に1回以上は、誰かと一緒に食事をしますか
  10. 自分が活気に溢れていると思いますか
  11. 何よりまず、物忘れが気になりますか

これを見ると、活動量が減った結果、体力が落ちて、フレイル状態になるということである。

 

フレイルにならないために

フレイルを防ぐためには、運動と食事が大切です。

筋力を増やすためには、有酸素運動がよく、ウォーキングがよいでしょう。

1日7,000歩を歩けば筋力の低下を防げるといわれています。

筋トレも筋力増加の効果があります。

 

フレイルを防ぐために、食事も重要になります。

筋肉の元になるタンパク質の摂取がポイントとなります。

タンパク質合成を促すために、アミノ酸の血中濃度を上げる必要があり、

十分なタンパク質を摂取する必要があると考えられています。

体重1kg当たり1gのタンパク質を毎日摂ることが望ましいとされ、

体重60kgの人の場合は60gとなります。

肉や魚、大豆、牛乳などがタンパク質を多く含みます。

高齢者は粗食で低栄養になっている人がいるので注意が必要です。

まとめ

フレイルから見えてくるのは、日常的な運動であり、社会活動への積極的な係わり、体力を落とさないための食事などの重要性です。

本人が現状をしっかり認識して行動する、強制ではなく、自覚しているかが、重要です。

 

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